ホーム » コラム » AI時代の人間の仕事と生きがい

AI時代の人間の仕事と生きがい

AI

AIと人間の職業について

AI技術の進歩は、多くの職種に影響を与えています。例えば、運転手の業務は、自動運転技術の発展によって、将来的にはAIによって置き換えられるかもしれないと言われています。製造業ではすでにロボットによる自動生産が進んでいますね。AI技術によって介護職員の負担を軽減するための取り組みも進んでいます。世の中はどんどん便利になっているんですね。

また、ジェネレーティブ(生成)AIの台頭によって、ホワイトカラーの職業にも侵食してくる可能性が濃厚になってきました。

もちろん、AI技術の発展によって生み出された新しい職種もあります。例えば、AIを開発・研究する専門家・AIエンジニアという職種は昔から存在します。AIが市場でも使われるようになってからは、膨大なデータを分析してビジネス上の問題を解決する専門家・データサイエンティストという職業も生まれました。ジェネレーティブAIが広まってからは、AIを活用したコンテンツ制作を行うAIコンテンツクリエイターのような職種が出てくることが予想されます。

AIによって職種の変化が進んでいるので、人間は新たな働き方や生き方を模索しなければならないフェーズに来ています。

AIとともに生きる人間の生きがいを考える

AIはデータ処理能力に長けており、メモリの処理方法を工夫すれば大事なことを忘れません。大量のデータを高速かつ高い精度で処理できるので、スピードでは人間はかなわないでしょう。同じ精度で同じ作業を繰り返せるのも強みで、ヒューマンエラーとは無縁です。

このような技術が発達した世界で人間が生きがいを見出すためには、ありきたりですが、AIとの共存を前提とした着想をし、社会や人類の未来に向けた目標を持つことが必要です。ちょうど将棋の世界にAIが登場したときのように。

人間が勝っているものといえば、人間性・創造性・情熱などでしょうか。創造性というのは新しいものを生み出す力だけではなく、その作品やバックグラウンドを加味して自分なりの受け取り方をするということも創造性なのではないでしょうか。AIは、データセットに基づいた処理しかできないので、創造性は未だに人間が持っている独自の能力だと思います。

AIにはできない創造的な業務、もしくは人間が求める新しい価値観を創造することこそが、人間の重要な役割ではないかなと思います。しかし、車が登場してもタクシー業務は残り、エクセルがあれほど進歩しても私たちが計算を習う意義が失われることはありません。代替されても、テクノロジーを受け入れることで形を変えて生き残れるのです。AIに代替されるかもしれない職業に従事している場合は、新しいテクノロジーに慣れるためのビジネスモデルの再構築や再教育は必要かもしれないけれど、すべてが奪われるわけではないと思う次第です。