「いいね」の数が気になってしまうのはなぜ?
マナブン「SNSのいいねの数に踊らされてしまいます。なぜ気になってしまうんでしょう?例えば、自分の投稿にいいねが少ないと、自分の投稿の評価が低いと感じたり、自信を失ったりすることがあります。」
私たち人間は社会的な動物であるため、他人からの承認や評価を求める傾向があります。SNSは非常に社会的なコミュニティで、自己表現やコミュニケーションの手段として利用されることもあります。ですので、「人からどのように見られているのか?」がつい気になってしまうものです。
SNS上で投稿に対する「いいね」が多ければ、それだけ自己肯定感が高まります。自分が認められているという感覚が忘れられなくて、SNSのいいね数に過剰反応してしまうのかもしれません。
「いいね」を気にするのは悪いことではない
マナブン「いいねの数を自己評価の基準にするのは危険ですか?」
自己評価の一部としてSNSのいいね数を見るのは悪いことではありません。しかし、自己評価の唯一の基準にするのは大変危険です。
SNSのいいね数は、自己肯定感を向上させる一方で、数に振り回されることもあります。SNSのいいね数に過剰反応するようになると、SNSに依存した人生になってしまいかねません。また、他者からの評価だけでしか自己肯定感を向上させられないという状況は、健全とはいえないのではないでしょうか。
自己評価は、「いいね」数のような外部からの評価も大切ですが、いちばん重要なのは、内省をして、他でもない自分自身がどのように感じるかを知ることです。自分がどのような人間であるか、どのような価値を持っているか、何をするべきなのか。他人の意見を見るだけでなく、自分自身に対して問いかける内省の時間を持つことも大切です。
「いいね」を気にするのは決して悪いことではありませんが、SNSのいいね数は、自己評価に関するささいな指標に過ぎません。そのことを忘れないでくださいね。
内省をする方法
マナブン「自己評価はいいね数のような外部評価だけでなく、内省することも重要だとわかりました。具体的に、どのように内省をすればいいのですか?」
私は、日々の反省をおすすめします。例えば、自分自身を客観的に見るために、日記をつけるという方法があります。私自身も、もう何年も日記を書いていて、数年前の自分と比較して成長を実感しています。自分が成長していることが分かるので、誰かに承認してもらう必要性を特に感じないのです。
毎晩寝る前に、そのときに自分がどういう行動をとったか、どのような感情を抱いたか、どのような結果が出たか、どのような改善点があったかなどを振り返ることで、より深い自己理解が得られるでしょう。画面に写された他人の評価ではなく、自分の手で記した評価に向き合うのです。
もし、「SNSに振り回されてしまうな」と感じているのであれば、ぜひ内省の時間も取ってみてくださいね。