なぜ周りの目が気になってしまうのか
マナブン「周りの目が気になりすぎて、ときどき人間関係が面倒くさくなってしまいます。どうして周りの目が気になってしまうのでしょうか?」
周りの目が気になるというのは、誰もが抱える悩みといっていいかもしれません。とても普遍的な悩みですね。
主な理由は、自分に自信が持てないからではないでしょうか。自己肯定感が低いと、自分の価値を自分で評価することが難しくなります。だから、自分の価値を他人の評価で判断してしまうのです。
他人からどう思われているかを気にしているのは、おそらく、他人の評価が自分の価値に直結していると信じ込んでしまっているでしょう。
自分の価値はどうやって決まるのか?
マナブン「自分の価値ってよく「他人に決められない」「自分で決めるべき」と言われますよね。でも、実際には他人からの評価のほうが比重が大きいように感じるのですが。」
そのご指摘は一部正しいかもしれません。ただ、価値には「自分が決める価値」と「他人が決める価値」があって、これらはまったく別物です。
例えば、自分で決める価値は、自分の信念を通す人間としての価値です。これは他人が何と言おうと貶めることはできません。これはよく使われるたとえなので聞いたことがあるかもしれませんが、1万円をぐしゃぐしゃにしても、踏みつけても、ゴミ箱に捨てても、1万円の価値は変わらないのと同じです。
ビジネスにおいてはすべてが他者評価に見えるかもしれませんが、周囲にアピールする「強み」は自分で決めます。例えば、コミュニケーション能力に優れており、人をまとめるのが得意ならば、おそらく周囲はあなたのことを「リーダーシップがある」と評価するでしょう。つまり、他人が決める価値とは、「自分が決める価値に対する客観的な評価」ともいえます。
自分の強みや特技を冷静に把握した上で、セルフブランディングに活用するという方向性で考えるといいかもしれませんね。
周りからの目が気にならなくなる方法
マナブン「頭では分かっていても、周りからの評価が気になってしまいます。どうしたら気にならなくなるでしょうか?」
自分の価値を確立するためには、他でもない自己からの「信頼」が欠かせません。他人の評価や社会的な成功は確かに参考にはなるものの、それだけでは自分を定義できないということを覚えておいてください。
自分の強みや弱みを素直な気持ちで見つめ直し、ポジティブな視点で自己評価をしてみましょう。自分を知り、認め、受け入れることは、自己に価値を感じるための第一歩です。
最終的には、他人の評価や批判に左右されることなく、自分の望む人生を歩むことが大切です。自分を知って、受け入れて、信頼して、自分の可能性を信じることで、自然と周囲からの目も気にならなくなっていきますよ。