集中が切れてしまう理由
マナブン「仕事でどうにも集中できないことがあります。なぜ集中が切れてしまうのでしょうか?」
なるほど。よく言われるのは、疲労やストレス、集中力を削ぐ環境などでしょうか。例えば、スマホの使いすぎによる脳疲労から集中力が低下することが指摘されています。疲労やストレスが原因の場合は、定期的に休憩を取ったり、ストレッチをしたりといったリフレッシュによって集中力を維持できます。これを応用したのがポモドーロテクニックです。
また、集中力はトレーニングによって鍛えることができるとも言われていますので、トレーニング不足を集中できない原因として挙げても良さそうです。例えば、フォトリーディングに没頭するための「みかん集中法」などが、トレーニングの一貫ですね。
集中できる方法は画一的なものではないので、まずはご自分がどのような環境で集中しやすいかを考えてみるといいのではないでしょうか。
集中する方法
マナブン「集中するためのテクニックなどあれば教えていただきたいです!例えば、先程お話に出てきたポモドーロテクニックとみかん集中法に興味があります。」
では1つずつ説明します。でも、どちらも向き不向きがありますし、絶対的な効果があるわけではないという点に気をつけてくださいね。
ポモドーロテクニック
長時間作業は疲れやストレスを引き起こし、どんどん集中力が落ちていってしまいます。長く集中するためにあえて作業を区切ってしまおうというのがこの「ポモドーロテクニック」です。ポモドーロでは25分間の作業と5分間の休憩を交互に繰り返します。休憩中には仮眠やストレッチを行うことでリフレッシュでき、再び深い集中を取り戻せるというわけです。
みかん集中法
みかん集中法は読書に没頭するためのテクニックで、頭上の斜め後ろにみかんが浮かんでいるイメージすることでフロー状態に入ろうとする試みです。奇妙に聞こえるかもしれませんが、集中というのは1つのことにのめり込んで雑念がない状態ということなので、ミカンを強くイメージすることで強制的に雑念を取り払うわけですね。とても理に適っていると思います。
これはフォトリーディング(写真を撮るように本の情報をインプットする方法)でよく言われている方法です。私は速読技術そのものに懐疑的ではありますが、集中力を維持するという点ではこの方法は有用だと感じています。なかなか目の前のタスクに集中できない時にミカンを思い浮かべるだけなので、気軽に試していただけますよ。